もう少し桜の季節を楽しみたいなら、
遅咲きの桜で見納めドライブへ。
山肌一面を紫に染めるカタクリの花にも出会えました!
今年(2018年)の桜は、岐阜の観測史上5位の早咲きでした。
- 「年度末で忙しく過ごしていたら、お花見する暇もなかった!」
- 「入学式・入園式に、桜と写真を撮りたかったのに、間に合わなかった!」
という方も多いのでは。
例年は遅咲きの桜スポットでも早めに花が開き始め、入学シーズンにちょうど重なりそうです。
いつもなら桜より前に散るカタクリもギリギリ残っていました。
※自然条件によって、記事の公開時期にはすでに花の見ごろを過ぎている場合もありますが、ご了承ください。この記事は2018年4月2日に作成されたものです。
遅咲きの寺尾ヶ原千本桜(関市)は、今が満開シーズン。
約2kmの桜色のトンネルは、森林浴も同時に楽しめます。
標高220メートルの場所にあるため、例年遅めの4月中旬に満開を迎える桜スポット「寺尾ヶ原千本桜」。
約1,000本、2.6kmの桜並木が続きます。
2018年4月1日(日)の取材時点で5分咲き程度でした。
ウエザーニュースの予想では4月3日~8日に満開を迎えるようです。
ソメイヨシノとオオシマザクラが混ざっており、山の緑の中にはミヤマツツジのピンク色もちらほら。
車道の横に歩道があり、駐車場からほどよい散策距離なので、子ども連れでも安心です。
ウグイスの声を聞きながら、森林浴も同時に楽しめます。
車道の横に歩道があり、駐車場からほどよい散策距離なので、子ども連れでも安心です。
ウグイスの声を聞きながら、森林浴も同時に楽しめます。
売店、お手洗いあり。
●寺尾ヶ原千本桜公園(岐阜県関市武芸川町谷口寺尾)
童話のお花畑みたい!
可憐なカタクリの紫色が一面に広がる山肌で、運が良ければギフチョウにも会えるかも。
例年3月下旬に開花し、4月初めごろまで見られるカタクリの花。武芸川沿いの山肌に、地域の人に大事に守られた群生地があります。
寺尾ヶ原千本桜や鳥羽川の桜にほど近いので、ぜひセットで訪れたい場所です。
山肌一面のカタクリの花を眺めながら歩けるよう、散策路が作られています。
カタクリの花は、朝は閉じていて朝日を浴びると徐々に開きます。陽を浴びる午前10時ごろが、準絶滅危惧のギフチョウが訪れやすい時間なのだとか。
写真を撮った2018年4月1日(日)の午後は、少し花のピークを過ぎて褪せた花も見られましたが、まだまだきれいに咲いていました。
さすがに、そろそろ見頃は終わりを迎えそうです。
●一色保木山かたくりの郷(岐阜県関市武芸川町宇多院)
【立ち寄りスポット】
寺尾ヶ原千本桜、一色保木山かたくりの郷とともに訪れたい
「武芸川温泉ゆとりの湯」
写真提供 関市観光協会
天然温泉や広い休憩スペースがうれしい日帰り温泉で、疲れた足を休めるのがおすすめです。
※おむつをしている子どもは入浴できません
※おむつをしている子どもは入浴できません
岐阜県関市武芸川町八幡1558-7
▷武芸川温泉公式サイト
まるで桜の見本市!
10種もの桜があるから、長く楽しめる高桑の桜(岐阜市柳津)。
早咲きの河津桜や冬桜がまず咲いて、ソメイヨシノの桜色のトンネルが散りだすころ、しだれ桜や八重桜が咲き、1か月近くさまざまな桜が楽しめる岐阜市柳津高桑の境川堤。
中でも有名なのが、星のように花びらがとがった「高桑星桜」。原木は日本に一本しかない山桜の特異種で、接ぎ木をした16本が植えられています。
一度開花したあと、2週間後に小ぶりの花をもう一度咲かせてくれるので、4月中旬でもまだ楽しめます。この桜のタネは平成20年に全国の桜のタネとともに宇宙ステーションで8ヶ月を過ごし、帰還したことでも話題になりました。
2018年4月2日(月)には、ソメイヨシノが桜吹雪で、八重桜系が咲き始めていました。
【立ち寄りスポット】
高桑星桜とともに訪れたい
「アンティーク雑貨 Quhan(クーハン)」
店主のマリさんがヨーロッパの蚤の市で買い付けたアンティーク雑貨が並ぶ、住宅街の隠れ家雑貨店。お庭の設計も手掛けているので、日本の家にもあう、オシャレかっこいいセンスです。
岐阜県岐阜市日置江270-1
▷Quhan
岐阜県岐阜市日置江270-1
▷Quhan