今すぐ出かけたい!
食べて、遊んで、癒される
関市の清涼スポット
関・美濃の2市を流れ、清流・長良川に注ぎ込む支流の板取川は、水質が良くとびきりの透明度を誇り、とにかく冷たいことで知られています。
じっとり暑い夏だからこそ最高に気持ち良い!家族で出かけたくなる、岐阜県関市の水辺スポットをご紹介します。ただ涼をとるだけじゃもったいない。身も心も胃袋も満たして、猛暑をめいっぱい楽しみましょう。
新鮮な鮎料理や魚のつかみどりが楽しめる「板取川・洞戸観光ヤナ」
「ちょっと贅沢ランチ」
上質な川で育った鮎、食べ尽くし!
平日の店内は昼食を楽しむ人で大賑わい。タイミング良く窓際の席に座れてラッキー!
定番の塩焼きや煮付けの他に、フライも味わえる3,600円のコースをチョイス。早速、15cmほどの生鮎に好みの量の塩をふり、各テーブルに置かれたガスコンロでじっくり焼き上げます。
すでに焼いた鮎が出てくるのとは違って、自分で網に乗せ、焼けるまで待つワクワク感。背と腹もしっかり焼いて……ジュウジュウと音を立てながら、食欲そそる香ばしい匂いをさせるのがたまりません。皮はパリッと身はふんわり最高〜
川遊びで頭がいっぱいだった息子もおもわずガブりっ!
背ごしと呼ばれる、若鮎の皮や骨を丸ごと刺身にしたもの
さばきたての鮎は、口をパクパク、尻尾や身もピクピクと動くほど新鮮!これにはちょっとビックリ。甘みがあってコリッとした食感が後を引き、子どもも大人も奪い合いになる美味しさ。
甘い味噌をかけて食べる魚田(ぎょでん)や、鮎出汁の旨味が凝縮されたシメの雑炊まで、瞬く間にぺろり。どれも絶品! 臭みが全くない新鮮な鮎料理の数々を、贅沢にお腹いっぱい堪能しちゃいました。
思わず無我夢中になる楽しさ。
生きた魚をキャッチ!
満腹になったところで子どものお待ちかね。専用の生けすに放たれたマスのつかみどりに挑戦!
*コース料理を注文すると小学生以下の子どもは無料で体験できます。一人2匹ほど捕れるマスはサービスの氷と一緒に持ち帰り可能。
しっかり握りしめて得意げな表情。
小学生の子たちはいとも簡単に捕まえる中、スルスルっとすり抜けていくマスを触ることすらできない5歳の息子…… 見兼ねた私が手助けをしながらなんとかゲット!
平安時代より前から存在すると言われる「ヤナ漁」
8月の終わりから9月にかけて、産卵のために河口を目指す鮎の習性を利用して、川を下る「落ちあゆ」を捕らえる昔ながらの漁法を「ヤナ漁」と言います。川の中に足場を組み、木や竹で作ったすのこ状の上に水を引き込んで、上流から泳いできた魚がかかるのを待つという仕組み。
思ったよりも水の勢いが強いヤナ。ジャブジャブ遊ぶだけでも楽しめ、8月1日のヤナ漁解禁後は運が良ければ、飛び跳ねる魚を手づかみできるかも!?
透き通った川で「水遊び」もできちゃう
ヤナの隣りに堰きとめられた川の水は、大人の膝ほどの深さで自然の川特有の強い流れがないので、子どもが安心して遊ぶことができます。岐阜県の名水50選にも選定されるほど上質で美しい板取川で、おもいっきり水遊びができる幸せ。
あまりの楽しさと気持ち良さに大はしゃぎ。
気軽に「釣りの楽しさ」を味わおう
300円とリーズナブルに竿を借りたら、餌をつけてさぁ〜釣り体験。釣り堀の中のマスは意外とパッと食い付いてくれて、じっと待つことなく楽しさを味わえて子どもは大喜び。
*捕れたマスは有料で持ち帰り可能。
その他、子どもが参加できるワークショップイベントや、お土産コーナーも充実しています。自然の恵みを思いっきり体感できる清涼スポット。子どもも大人もヘトヘトになること間違いなし!
帰り道、ブルーベリーガーデン紫屋のジェラートでおやつタイム。
天然の美術館「モネの池」
もはや知らない人はいない!?関市には他に、こんな立ち寄りスポットもあります。
日差しの傾きや水量によって黄色やオレンジ色に変化する池は、透明度の高い水質と相まって、多くの人が押し寄せるのも納得の美しさ。自分なりのモネの池をカメラで映し出してみては。