長良川二十四節気「小寒」。和傘の魅力が花開く、粋な使い方や新規スポットを特集。和傘の原料供給ストップに立ち上がった人々の記事も。実は、国産和傘のシェア9割が岐阜市産なのです。小寒/寒さが極まり始めるころ。ここから立春までを寒の内と呼びます。

小 寒

【しょうかん】
▷寒さが極まり始めるころ。寒の入り。
 ここから立春までを寒の内と呼びます。

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和傘の魅力が花開く

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2018年1月1日(月)

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 あけましておめでとうございます。
 二十四節気の「小寒(しょうかん)」は2018年1月5日(火)ですが、新春のご挨拶を兼ねて、今号は一足早くお正月にお届けいたします。

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 長良川の四季の“小さなステキ”を皆さんにお伝えする、年に24通の季節のおたよりです。

和傘(wagasa)岐阜

↑ 今回の表紙:初日の出をイメージして、赤い和傘を撮ってみました。本年もよろしくお願い申し上げます。

「小寒」

 和傘の上でいろんな物を回す曲芸。獅子舞と同じく、正月など祝いのときに各地の家々をまわる芸(太神楽)です。海老一染之助・染太郎さんが「おめでとうございま~す!」とお正月の演芸番組で回していたのが懐かしいです。ああいう和傘は、今回特集しているような一般的な和傘とは違う特注品で、絹が貼られ、軽く透けています。また傘の骨が普通の和傘より多くなっています。

和傘は末広がりのシルエットから縁起が良いとされてきました。結婚式にもよく登場しますし、「傘」の俗字『仐』が、八十と読めることから八十歳を「傘寿(さんじゅ)」といって和傘にちなんだものを贈って祝います。

年の初めは、めでたい和傘特集ではじめましょう。

今回のテーマは「和傘の魅力が花開く」です。

CONTENTS

 

||| 後記:T O P I C S  |||

 第17回の季節レターは、「和傘の魅力が花開く」の特集をお届けしました。

◇◆◇ 催しもの ◇◆◇

『古式日本刀鍛錬打ち初め式』
 研師・鞘師・白銀師ら関の刃物の伝統を今に伝える職人たちが、刀匠ゆかりの春日神社で信念の盛業と安全を願う神事を執り行い、鍛錬場では火花飛び散る迫力の古式日本刀鍛錬を披露します。
▷開催日時:1/2(火)10:00~
▷開催場所:関鍛冶伝承館・春日神社境内(関市南春日町9番地1)
古式日本刀鍛錬打ち初め式
『六日祭(花奪い祭り)』
 国指定重要無形民俗文化財である「長滝の延年」が執り行われる中、拝殿の高さ6mの天井からつるされた花の争奪戦が始まります。この花を持ち帰ると、豊作、家内安全、商売繁盛になるといわれています。
▷開催日時:1/6(土) 13:00~
▷開催場所:長滝白山神社(郡上市白鳥町長滝138)
六日祭(花奪い祭り)

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