日本人に身近な調味料と言えばやはり『醤油』私たちの食生活に欠かせません!
大量生産が進み安価でそれなりに美味しいものが手に入る世の中。
だけど、安心安全で味わいのある、そして造り手の顔が見えるものをできるだけ摂り入れたい!と思う今日この頃。子供がいれば尚更のこと。
今では珍しい『昔ながらの桶仕込み』でつくられている『山川醸造株式会社』さん。
昭和18年創業、岐阜市中心に位置する長良で、長良川の伏流水を仕込み水に使用し、伝統製法を守りながら醤油や味噌づくりをされています。
夏休み企画ということで、先日『醤油づくり』工場の親子見学に参加しました!
(ちなみに小学生限定だったので、是非参加したい!と言ってくれた友人の娘さんを連れて!)
ずっと行ってみたかった場所で、初めての醤油工場見学ということで、ワクワク感でいっぱいの私・・・
巨大な桶がずらっと並び、発酵する醤油の独特な香りが漂う蔵の奥にてスタート!
3代目の山川社長自ら説明してくださいます。優しい語り口調で、クイズ形式が楽しい!子供達も親も真剣に耳を傾けます。
(さて分かりますか?)
(真剣!意外と難しい・・・)
(醤油の材料は?の答え。小麦も!)
(醤油は何色でしょうか?)
『たまり醤油ができるまで』の工程を、写真に沿って説明してくださるから子供にも解りやすい!
なんと、たまり醤油は東海三県だけでつくられ(知ってました?)約3年もの長い月日と手間暇を掛けて仕上がるそうです!
そして、200年は使えると言われる杉の木桶の中の様子を見せていただきます。
こちらには100個ほどの桶があり、100年は経っているものばかり!
よく使い込まれた桶には酵母菌が住み着き発酵を促します。醤油や味噌づくりにとても適しているのだとか。
この桶を作れる職人は現在、日本でたった1人しかおらず後継者不足を物語っています。
それだけ、伝統を守り続けるということの難しさを改めて感じます。
かつての江戸時代には1万2,000軒ほどあった醤油づくりの会社は、今は1,280軒ほどに。ちゃんと木の桶でつくっているのは、その半分の60軒くらいだそうです。
(もろみを圧搾機にかけると・・・!!!)
(じわ〜っと流れ出てきます!)
(出来立てのたまり醤油!そのお味は?)
(塩分が少なく芳醇で美味しい!!!)
今回知った中で一番驚いたのは、原料の大豆は油分を抜いた「脱脂加工大豆」を使うのが一般的なのだそうです!
味に大きく違いを及ぼすのが、やはりその製法だと山川社長は言います。
こちらでは昔ながらの味を残すため、1割ほどは岐阜県産の大豆100%と国産の小麦と塩でつくっておられます。
長良川デパート湊町店でご購入いただけます!贈答品にもオススメです。(他にも色々な商品を取り揃えていますよ!)
より良いものを選びたいときは、是非こちらを試してみたいものです。
(密かに気になっているのは左の「和良(わら)」。鮎の出汁入りでとても贅沢な味わいだそう・・・)
最後は、スタッフの皆さんが試食品の準備をして出迎えてくださいました!
どれもこれも美味しい!そして醤油って何にでも合うんですね〜!
(「はちみつ醤油バター」トースト!)
(ゆずごま醤油のそーめんも美味しい!)
(醤油商品づくしパフェが贅沢!!)
(パフェには「たまり醤油のムース」入り!面白い!)
「しょうゆ豆博士認定書」やガイドブック・定規のお土産までいただきサービス満点!
(帰り道の長良橋。長良川に青空が写り込みんだ景色がとっても美しかった・・・!)
味わい深く美味しいものは、丁寧に手間暇掛けてつくられていること、機械が発達する大昔から人の手によって生み出された伝統製法が、今なお受け継がれていることなどを知る良い機会になりました!
普段口にするものだからこそ、本来の工程を知ることはとても大事だと思います。
事前に予約をすれば見学も可能とのことですので、是非、お子さんにその機会を与えてみませんか?
★山川醸造株式会社 公式サイトはこちら
★長良川おんぱくプログラムはこちら
(山川醸造さんのプログラムは2つありますので要チェックです!)