江戸時代の前に発展したとされる、戦国城下町・岐阜。

岐阜市の持つ自然・歴史・社会、有形無形文化の素晴らしさを、あなたはどれくらい語れますか?意外と語れる人は少ないのでは?

私の場合はまずは知ることから!ということで、早速『岐阜市まちなか案内人』にツアーをお願いしました。

岐阜市まちなか案内人とは、岐阜市が行っている「岐阜市まちなか博士認定試験」合格者の有志が集まったボランティア団体。

つまり、岐阜市のことは何でも聞いてくれ!という方達なわけです。

(若き日の織田信長像横の門をくぐります。)

(岐阜公園総合案内所で待ち合わせ。)

曇り空でもしっかりと夏日和の中、まち歩きスタート!

ロープウェイや岐阜城は行ったことがあったので、金華山の麓の城下町周辺をコースに選択。

リクエストに沿ってプランを立ててくださるのが嬉しい!

まずは、岐阜公園内へ。(実は初めて足を踏み入れました・・・)

木々が多い茂り綺麗に整備されていて、ゆったりとした気持ちの良い空間。

(木陰がとっても涼しい!)

(水色ポロシャツの案内人平山さん)

日本遺産第1号に選定された「信長公のおもてなし」が息づく証拠となるものを元に、話しを伺います。

武力だけではなく、おもてなしの心で仲間を集め、天下統一を図ったと推測できる書物がたくさん発掘されているそうです。

「武力=信長」のイメージが覆されます!


さらに進みながら、

大河ドラマ「功名が辻」のモデルとなった内助の功で知られる「千代」と、山内一豊の婚礼の地のモニュメントや、岐阜の地で刺客によって襲撃されたとされる、政治家として活躍した「板垣退助」の銅像など。

歴史や文化に縁ある人物や場所について、丁寧に説明してくださいます。

元々歴史に一切興味のない私ですら、知らなすぎることが恥ずかしくなるほど、歴史深い地が多く存在しています。

知識のない人にでも分かり易く説明してくださるのが、案内人ならでは。すぐに質問が出来るもの良いですよね!

(まるで森の洞窟です!)

そこから、城下町だったまち中へ。

日本三大大仏の一つ『岐阜大仏』ももちろん行きました!実は、参道があるのをご存知ですか?

知らないことばかり過ぎて、終始「へ〜〜〜!なるほど〜〜〜!」ばかりつぶやく私・・・(笑)

岐阜大仏の優しい微笑みに出会い、無病息災の仏様「びんずる様」。自分の体の悪い部分と同じ場所を撫でると、体の不調が治るという言い伝えがあるとか。(特に悪いところがパッと浮かばず、なぜか頭を撫でる私(笑)ご利益ありそうです!)

それから、松尾芭蕉が岐阜市の地を気に入り、1ヶ月もの間滞在したと言われる「妙照寺」(岐阜で松尾芭蕉といえば、大垣市のイメージでしたが、岐阜市の方が何かと縁があるようです。)や、長良川の鮎で、幕府に献上する鮎寿司を製造した尾張藩の跡にも行ってみました!(鮎寿司を食べてみたくなりました!)

いよいよ『川原町』と呼ばれる町並みへ進みます。

ここは、城下町に木材や物資を運ぶ水運のまちとして発展したエリアで、格子戸の古い建物が一気に増えます。

なんとも歴史を感じる、風情のある雰囲気です。

(Q.この輪っかは何に利用されたでしょう?)

(Q.手前にある線は何でしょう?)

そして、今回のルートで特に私がオススメしたい場所がこちら!

江戸時代からあるというこの石(ハート型!?)に触れ、お参りをすると・・・恋が叶うというパワースポット!

早速私も試してみました!(実は、ここ最近旦那さんと口喧嘩が絶えず(笑)試しに夫婦円満をお祈りしたら・・・)その夜なんと!数日遅れの誕生日プレゼントに一眼レフカメラをもらいましたーー!!!スゴくないですか?!

この場所は、ぜひ、まち歩きツアーに参加し案内してもらってください♪

(Q.玄関に付けられたこれは何でしょう?)

(町屋カフェの裏側もいい雰囲気)

Qが3つほど出てきましたが、是非まち歩きで答え合わせをしてみてくださいね!

(きっと分かる人には分かるんでしょうが、私は全滅で平山さんも苦笑い(笑))

そんな歴史に疎い私ですら、興味関心を抱きながら楽しく参加できた、『岐阜市まちなか案内人』によるまち歩き。

そして、ここ川原町周辺には、長良川が育んできた生活や文化が根付いていることを知るきっかけとなり、改めて「素敵な場所だな〜」と感じることができました。